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Flanders   フランダーススタッフによる  フランダースな毎日




我が家に子犬がやって来た8 単純な幸福編 :: 2012/05/06(Sun)

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今年の始めに`蜂蜜`というトルコの映画を観ました。

深い森からもどらない 養蜂家の父親を待って、不安にふさぎこむ母親の傍らで、

どうしても飲めなかった牛乳を一気に飲み干す少年・・・。本当なら とても褒めて

喜んでくれただろう母親は 彼をじっと見つめるだけ・・・。 大きな不安は日常の

ささやかな幸福や煩いを一瞬殺してしまいます・・・。 そして自分自身がどんなに

たよりない存在なのかを 思い知らされます。少年は言葉をもたず、身を守る術を知らず

巣の中の鳥のひなのように 森の中でうずくまり,孤独や不安が通り過ぎるのを待つしか

ありません・・・。彼の内面が 静かな画面の中から濃密に漂ってきて、息苦しくなり

ます。  子供の頃に誰もが感じた不安・・・。

犬たちは… 犬たちは、ずっとこの場所にいるのだと ふと思いました。 どこへも行かず、

多くを望まず ずっとこの場所で一生を終えるのです。


子供たちが幼い頃は、太陽や 月や 海や 風が 身近にあって、一日がとても単純で

幸福というものが 分かりやすかった。それはあっという間に過ぎていき、大人になるため

に身につけないといけないものが増えてきます。自分の力でちゃんと生きていけるように!

親が願うのはその事だけ・・・。

けれど犬たちは ずっと幼いまま 年老いて死んで行くのです。自立する事も自由を追い求める

事もなく・・・彼らの時計は止まったまま・・・。


犬たちに必要な事は何か・・・良質の食事を与えられる事。必要な楽しい運動を与えられる事。

愛情を注いでもらえる事。まちがった時にはちゃんと叱ってもらえる事。いつも気にかけても

らえている事。


そうしてずっと側にいて、年老いて、目も耳も不自由になって、排泄もままならなくなっても

「生まれたばかりの赤ちゃんの様になった」と、悲しがらずにちゃんと受け入れて 愛情を注ぎ

続けてあげてほしいと思います。犬たちは 私たちより大抵先に逝ってしまいます。それを恐れ

ることなく 受け止めて暖かく包んであげる事は、不安と共にずっと側にいて、一生をかけて慕

い続けてくれた犬たちへの ささやかともいえる 感謝であるようにも思うのです。


安心して、歳をとる・・・。安心して病床につく・・・。最後の最上の幸福が この世の中に存在

すると誰もが思いたい。 そんなものがあるのだと信じる方法は 自分自身がその事実を作って

行く事・・・・その時、その最上の幸福は ありふれた日常になるのです。


モデル犬は被毛の管理の事もあり、注意深く管理され孤独です。初めて私が持ったモデル犬が

初代‘ロゼ‘でした。幸福な晩年をおくりましたが、孤独な犬ほど性格が良いのが切なかったです。

2代目ロゼもモデル犬になりますが、孤独ではないモデル犬にしようと企んでいます。

けれどついつい甘くなるので 私が育てると「人も犬もバカに」なるんでしょうね~・・・


   長々とお付き合いいただきありがとうございました。 謝久・・・

                          
                     fujita



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